ファンクラブ会報★第29号 [2]

男闘呼組ファンクラブの会報★第29号(最終号)は、男闘呼組の軌跡を振り返りながら、メンバーの思いも掲載されています。

Flash Back 男闘呼組

音楽活動をするかたわら、舞台にドラマにいろいろと個人活動をしてきた4人。健一は『唐版 滝の白糸』で蜷川幸雄さんに出会い、芝居の魅力に取りつかれた。蜷川さんの持つ独特の作風と彼の個性がぴったりマッチ。その後『ペール・ギュント』やドラマ『水の女』などて、蜷川さんといい仕事をし、役者としても急成長をとげた。

ドラマ関係に熱心に登場していたのは耕陽。『君の瞳に恋している』で持ち前の明るく元気なキャラを前面に押し出して好視聴率を獲得。これは続編も作られたくらいの人気。彼は単発ドラマに出演したり、男闘呼組で唯一クイズ番組にも出ていた働き者だ。

一也はドラマ『ゴメンドーかけます』に主演。男っぽくて人がいい、本人に近いキャラを好演。一也は本当に演技力があって、どんな役でも、こなしてしまう。もっともっと、いろいろ出てほしかった。

昭次は、この頃は音楽一辺倒。本人は「俺んとこに仕事がこないからさあ」と言っていたが、本心はロックバカともいえるほど音楽に賭けてたから、あえて、やらなかったのだろう。でも律義な彼は、健一や一也の舞台にちゃんと足を運んでいた。健一の『唐版 滝の白糸』の時は「舞台の芝居観たの初めてなんだ。すごいよな」と興奮して語っていたっけ。

男闘呼組のライブは、新宿厚生年金会館っていうのが初期の定番だったけど、東京ドーム公演っていうのもありました。とにかく5.6万入る大きな会場なので、スティングやポール・マッカートニー、ローリング・ストーンズなどかなり観客動員力のあるアーティストでないと無理な場所なのに、しっかり満員御礼。「最初は怖かったけど、すごく興奮して泣きそうになったよ」というのは耕陽。自分たちの世界を確立させてきた。

92年には、クラブチッタ川崎でのライブも体験。大きな会場と違い、オールスタンディングで自由な雰囲気の中、男闘呼組としての世界とそれぞれの世界を合体させて、スーパーエキサイティングライブを展開。ファンの度肝を抜いた。

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