Flash Back 男闘呼組
アルバムは6枚。5枚目は3枚組という大胆な大作『5の1』『5の2』『5の3』であった。その他バラード集『BEST OF BALLADS』も。通常のペースだと3か月に1回のシングルを出して... というのが芸能界のお約束みたいなもんだったが、彼らは自分たちで練り上げ納得してから... というアーティスト精神を貫き、目まぐるしく変わり、進んでゆくショービズ界の中で、マイペースに歩んだ。そう簡単に譲歩しない姿は男気もあり、かっこよかった。

93年には、舞台『The Slab Boys』で、初めて4人で舞台に出演。おまけに昭次には初めての舞台であった。「それまで見るのはいいけど、出るのはなあ... と思っていたけど、見るのとやるのとじゃ大違い。奥が深いね」と、彼も舞台の魅力にはまり始めた様子。4人にぴったりのキャスティングで、素晴らしいこと、この上ない。青春なんて、美しく楽しいだけじゃない。みっともなくて情け無い部分もいっぱいある。そんな4人の若者を、それぞれのカラーを出して、見せてくれた。
それと、4人はそれぞれ、今でも音楽活動、役者活動を続けている。やめたわけではない。ということを、みんなには忘れないてほしいし、これからも応援してほしい。
Shoji.N
昭次にとって男闘呼組とは「本当の意味で大切なものは何かを見極めるための時間だった。勘違いをして、奔放になることがどんなに情け無いことか...。男闘呼組という場がなければ、気づくことができなかったと思う」と。
4人とも少年から大人になるその狭間を、このグループで過ごしてきた。自由奔放なロッカーに憧れていたが、デビュー以来、音楽を通して社会と接触するうちにいろんなことが見えてきた。真っ直ぐに、いろんな物事に対処してきた、ピュアな彼らしい言葉だ。

昭次には、今やりたいことがたくさんある。彼の溢れる才能を受け止める器は、今度は男闘呼組ではないけれど、「音楽活動を軸に、自分を探究したい」とニューアルバムを製作中。いずれBMGビクターから発売予定。新しい成田昭次の誕生が今から楽しみだ。
Kazuya.T
いつでもどこでも熱い男だった一也。男闘呼組に対する愛情も人一倍なら、ファンに対する愛情もハンパじゃなかった。「最近ファンの子から、男闘呼組のコピーバンドやってますって手紙くるんだ。俺たちの曲聴いて、その影響でバンド組んでがんばってるなんて、すごいよ」と、嬉しそうに語っていたことがあったっけ。
友だちバンドを男闘呼組のライブにゲスト出演させたり、いつも、いろんなことにトライ。現状に満足せず、常に向上心を持って活動していた彼。バンドに愛たっぷりだった彼にしてみれば、男闘呼組という場がなくなったのは寂しいかもしれないけど、よりフリーに羽ばたく機会でもあるのだ。

『スラブ・ボーイズ』のロバート・アッカーマン氏監督作の、映画に出演するため米国に飛び、帰ってきたら舞台に立ち... 今も彼は忙しい。男闘呼組時代に積み重ねてきたキャリアは、今の彼の大きな財産になっているに違いない。
88年にデビューしてから5年間。男闘呼組というバンドは、たくさんの感動と興奮を残してくれました。

これからは、ソロで新しいスタート。ずっと見守っていてください。
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