男闘呼組ファンクラブ会報★第28号

男闘呼組ファンクラブの会報★第28号は、94年OAの単発ドラマ(サスペンスドラマ)の撮影に挑んでいる前田耕陽特集です。

この会報は、お借りしてスキャンしたものです。

前田耕陽★特集号★

最近は役者としてがんばってる耕陽。94年オンエアのドラマの撮影をキャッチ。

秘められた情熱

前田耕陽主演・心理サスペンスドラマ「一瞬の真実」追跡レポ

10月の中旬にクランク・インした耕陽ひさびさのドラマは、心理ドラマ。心機一転はりきる耕陽の心の動き、私生活も追ってみた。

[物語]

深夜、自宅でみちる(相楽晴子)のポケベルが鳴った。彼女はてっきり同じホテルに勤務する恋人の西島(前田耕陽)が呼んだのだと思い連絡を入れるが、彼は呼んでないという。ポケベルには見覚えのない電話番号が表示されており、みちるはその番号へ電話をかけなおしてみる。すると、由佳(石野陽子)という見知らぬ女性が取り乱した様子で、「死んでやる!」と叫んでいた。恋人に捨てられ、泥酔状態の彼女を、みちるは必死で説得したが、相手は全く聞く耳を持たない。

ところがある日、警察が、みちるたちが勤務するホテルにやってきた。西島に用事があったらしいが、彼は不在。刑事はポケベルのことを執拗に聞いてくる。その時、みちるはハッと気づいた。由佳の自殺のショックで考えもしなかったが「由佳は、誰かの番号と間違えて、私のポケベルを鳴らしたのだ」と。自分と一番違いのポケベル番号を持つ者を思い出し、みちるの心にある疑惑が生まれた…

94年の1月17日(フジTV系)オンエア予定の耕陽の主演ドラマは"愛と疑惑のサスペンス"シリーズのひとつ。単発ドラマで、いつもの元気イッパイの彼のイメージとは違い、人間の心理の奥底を突くドラマだ。彼の演じる西島は、恋人に疑惑を持たれる男。微妙な心の変化を表現するので、演技力をとても必要とする。耕陽にしてみれば、あの裁判劇『DUMMY』以上に静かな芝居を要求されるから大変だ。とはいっても、耕陽の現場はやっぱり明るい。相楽さんも気さくな方なのでやりやすそう。

「西島って男の性格がなかなかつかめなくて、大変だよ」と言いつつ、音楽でも芝居でも、とにかく仕事が大好きな彼の一生懸命さは現場を明るくしていたようだ。

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