違う、殺してなんかいない!俺じゃない
耕陽が紀伊國屋ホールの舞台に立つのは、初舞台『HAPPY MAN』以来だ。今度は前作と打って変わって法廷劇。ミステリーの女王といわれるアガサ・クリスティ原作の戯曲『検察側の証人』をアレンジした『DUMMY』。
演出を人気劇団・自転車キンクリートの鈴木裕美さんが担当。そのほか劇団☆新感線の古田新太さん、『HAPPY MAN』でも共演した西牟田恵さんが共演。東京公演は満員御礼、チケット売り切れで、なんと追加公演をやっちゃったほど大好評だったのだ。

この会報がみんなの手元に届く頃は、もう公演も終わっているから、種あかししちゃうけど、犯人は立花だ。妻が書いた手紙は、彼女の「彼が殺した」という証言を、わざとくつがえすために、立花が逮捕される前に、シマコと仕組んだトリックだったのだ。(手紙を持って現れる女はシマコの変装)おまけに立花は、無罪釈放になったとたん、助けてくれた妻を裏切り、若い愛人に走る。もう、とんでもないワルで、この時の耕陽の豹変ぶりが怖い。背筋ゾクゾクもんの演技だったのだ。2度目の舞台で、ものすごいどんでん返しを見せた耕陽。彼はほんと、ただもんじゃない役者だった!

耕陽の取材は、東京公演も最後に近づいた日。開場前の入口の扉前は、お客さんが「早く開かないかな」とワクワクしながら待っているけど、扉の向こうのロビーでは、役者さんやスタッフが話したりウォーミング・アップしたりして、個人個人が静かに幕開けを待ってる感じ。で、インタビューはそのロビーでスタート!
ー 初めての悪役というか、したたかな男の役を演じた感想は、どう?
「うーん...難しいよ。初日前はお客さんを、コロッとだませたら気持ちいいだろうなと思ってたけど、まだそういう快感はないね」

ー 悪役って、やりがいありそうだけど。
「演じてて、気持ちいいぞーっと思ったのは、前の『HAPPY MAN』の方が強いね。あの時は初日前なんてああ、早く舞台に立ちたい、みんなに俺の竜馬を見せたい、ってワクワクしてたけど、今回は、初日前なんてほんとにこのままでいいのかなあ、なんて、やたら不安で」
ー 最初の好青年ぶりが、ひとつの伏線になってて、もう見るからにいい奴って感じの立花は耕陽くんにピッタリの役って思ったけど。
「でもいい奴が犯人なんだよミステリーってさ。つまり俺はキーになる役だから、それも難しさのポイントだね。出来はバッチリと思ってるけど、悩みはつきないなあ。体力的には竜馬の方が立ち回りがあったから大変だったけど、今回は精神的にドッと疲れるって感じ」」

ー どんなとこが難しいの?
「法廷劇で、おまけに俺、被告でしょう。検察と弁護士のやりとりや、妻の証言なんかを聞きながら、ショックうけたり...つまり、受けの芝居なんだよ。セリフで表現できない分、表情で芝居しないといけないから、大変なんだ」
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