男闘呼組ファンクラブ会報★第18号

男闘呼組ファンクラブの会報★第18号(1992年最初の会報)は、初舞台『HAPPYMAN』に挑む前田耕陽特集です!

この会報はお借りしたものです。ありがとうございます!

前田耕陽「HAPPYMAN」

前田耕陽、待望の初舞台『HAPPYMAN』。耕陽・坂本龍馬にぐぐぐいーと接近でござる!

耕陽が張り切って演じた坂本竜馬の生涯。舞台の名場面集とともにハッピー耕陽にインタビューを敢行。彼のやる気を感じて!

東京・紀伊国屋ホールから、大阪、札幌をまわった前田耕陽の初舞台『HAPPYMAN』。前田がかなり入れ込んでやってるらしい… という噂は去年からチラホラ。で、ファンクラブ会報取材班は、都内某スタジオでやっていた練習からチェックチェック。

耕陽は、男闘呼組のレコーディング・リハと舞台の練習が重なっていたにもかかわらず、張り切ってレッスン。おそらく一緒に仕事するのは始めてのスタッフ、役者さんばかりだろうに、もう何年も前からの仲間ですって感じで和気あいあい。練習からして、これは面白くなりそー、という空気が充満していたのだ。

そして本番。やっぱり、おもしろい!
ドラマ、映画と、役者・耕陽を見る機会はちょこちょこあったけど、ナマはいいわ。役者の勢いがストレートに伝わってきてグッとくる。また『HAPPYMAN』の世界を、耕陽と同じ時間、同じ場所で共有できるこの幸せ!舞台というのは、ファンはたまらない、嬉しい大事件かもしれないね。

世界っちゅうもんは、もっと素敵な場所ぜよ!

このHAPPYMANという舞台は、徳川幕府時代、鎖国をしていた日本を変えようと、土佐藩を脱藩して海援隊をつくり、幕府に迫ったが暗殺された坂本竜馬の生涯を描いたものである(おおざっぱなストーリー紹介でスイマセン)。しかし、歴史ものといっても難しいことはなく、脚色されているのでギャグもいっぱい。笑って泣ける物語なのだ。

耕陽演じる竜馬は、元気で明るい熱血野郎。この歴史上名高い人物をすっかり自分のものにしているとこが、初舞台とは思えず、すごい耕陽。本当に竜馬ってこんな男だったのかもしれないなぁと思わせる迫力あったもの。今までは、いまどきの男の子って役が多かったけど、自分の信念貫いた男気ある坂本竜馬を演じて役の幅がおおいに広がり、なんだか新年早々幸先いいスタートをきった様子。新しい仕事で超強力なエネルギーを授かった前田耕陽の目ざましい躍進ぶり。耕陽の未来はきっと明るいね。

耕陽の楽屋をインタビューのため訪ねると、そこは共同の控え室。ま、彼の場合ひとり部屋があってもみんなのいる楽屋の方にいりびたっちゃうタイプのようにお見受けするので、にぎやかな楽屋は彼らしいって感じ。ちなみに、一番端のミラーの前が耕陽の陣地のようです。

— どうですか、初舞台の感想は?

「絶好調!気持ちいいねえ。大丈夫かなぁ、やれんのかよ、と思ってたけど、大丈夫みたい」

— 舞台をやってみたいって希望は前からあったの?

「岡本や高橋のを観て、やってみたいなとは思ってたけど、二人がやってるのとは違うタイプのをやりたいと思ってた。そしたらこの仕事が飛び込んできて、やってみるべか、と。やってみると面白いよ」

— ギャグも多いけど、客席の反応はどうかな。ウケてる?

「うん。狙ったとこで笑ってくれてる。この話は分かりやすいとこが、いいよね」

— 岡本くんも、ちょっと前に『蜘蛛女のキス』って舞台やってたけど、なんかアドバイスあった?

「オレはこの練習で、岡本の観に行ってないんだけど、あいつと高橋が観にきて、前田、ハラから声出せって言われたよ」

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