ファンクラブ会報★第11号 [2]

男闘呼組ファンクラブの会報★第11号[2]は、岡本健一のアルバムに込めた想いと映画のはなし…

岡本健一

30曲もつくった曲のうち、俺の曲は1曲でも、しっかりボーカルもとって、男闘呼組と俺の世界をうまく融合させたよ。

気づかないうちに終わっていた、河口湖合宿

久しぶりのアルバム・レコーディング。今回はアレンジ合宿なんてのもあって、結構おもしろかった。合宿中は、ずっと座りっぱなしでギター抱えてたから、ケツがすりむけちゃうかと思ったよ(笑)でも時間の長さは感じなかったな。集中してたから "あ、もう終わりか" って感じで。

アレンジは、1つの曲をユーロビートにしたり、ラップにしたり、また原型に戻ったり、いろいろやってみたけど、結局、音的には、いつもの男闘呼組のノリで、変わってはいない。ただやってみないとワカランと、いろいろチャレンジしてみたんだ。みんなそれぞれ個性強いからさ、やれテンポが速すぎるだの、それじゃ遅い!とか、時々もめたけど別にでっかい喧嘩とかなかったよ。大人だもん。

役者、健一は『女がいちばん似合う職業』に出演

俺が映画を撮ってたことは、みんなもう知ってると思うけど、やっと完成して、俺は試写もしっかり観たよ。なんていうか、日本映画にはナイような雰囲気があって、なかなかいいんじゃないかな。物語も音楽も、いろんなものが、無国籍な感じ。犯罪ものっていっても、ドンパチが凄いとか、アクションとかそんなのじゃなくて、人間心理をつっつくような怖さ。何気なく観ただけじゃ分かんない。深くさぐって考えると、実は怖いってヤツ。

犯罪者の役をやるにあたって、何か勉強したりなんてことはなかった。普段から映画は凄くたくさん観てるし本も読んでるから、自然と頭の中にそういったものは残っていて、俺の感性に影響を与えているからね。犯罪者の役だからって "犯罪者とはこういうもんだ" なんて定義はないでしょ。

自分らしく、その役をつかんで演じればいいんだよ。正直言うと、結構難しい役だったけどね。ま、久々の映画だし、公開されたら、暇みつけて観てよ。アルバムとともに感想を聞かせてほしいね。

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