ファンクラブ会報★第3号 [2]

男闘呼組ファンクラブの会報★第3号、岡本健一特集号では、舞台『唐版滝の白糸』に臨む意気込みや苦労話など、けっこう長〜く話しています。

プリンタサイズより大きい為(会報)、上下どちらかが少し切れてしまいます(-_-;) 経年による歪み・汚れもありますが、ご了承ください。

蜷川さん、松坂さん、他にも凄いキャスト、スタッフで、約1ヶ月間稽古してきての本番。初日の前日、ゲネプロ(本番と同じ状況でのリハーサル)で、日生劇場の舞台に立ったら、俺、ヤバイって感じちゃってさ。凄いんだよ。舞台の威圧感が。あの空間、照明、セット、雰囲気に押されまくって、これに早く慣れなくっちゃって、劇場内、ひとりでウロウロしてたよ。

それでも夜、部屋に戻っても眠れないんだ。明日からだと思うとやっぱりね。初日の興奮なんて言葉にならないものがあった。俺、カーテンコールで大泣きしちゃったよ。感動した。

毎日毎日のことだから、テンションをキープするのは大変だよね。舞台は、出来がいい日とかあっちゃいけないんだよ。同じ内容なんだからいつも同じじゃなくっちゃイケナイんだ。蜷川さんの想像力の素晴しさ唐十郎さんのセリフ一字一句の深さのレベルを落とすわけにはいかない。

今さ、体中ボロボロなんだよね。声もボロボロ。スタッフに「本番では少しセーブした方が・」って言われてるんだけど、セーブなんてできないよ。夢中なんだから。いつも使わない筋肉使ってるし、知らないうちに神経も使ってるんだよ。今俺に残ってる万全な物は精神力だけ。やる気はもちろんなるから、このまま思いっきりやりぬくしかないね。

生活も、帰るとすぐに寝ちゃうみたいな感じ。遊ぶ暇なんてない、映画も観てない。今、観たいとも思わないよ。外に出るのはゴハン食べに行く時くらいじゃないかな。

これからいろんな批評が出ると思うけど、俺は全然気にしてない。この舞台のスタッフはみんなそうだ。みんなで1ヶ月以上かけて創り上げたモノだから、信頼関係は絶対だ。それより、ファンのみんなのピュアな感想が楽しみだね。きっとこの舞台が終わって、俺自身、何かが変わってると思う。それくらい刺激的だよ、今。

男闘呼組の中でも数多くのドラマに出演し、一歩リードしていた岡本さん。
舞台に出たことで、ますます男闘呼組の名前を世に広めてくれたのでは… と思います。

/* YouTube */