ファンクラブ会報★第27号 [3]

男闘呼組ファンクラブの会報★第27号は、男闘呼組の4人が初めて共演した舞台「Slab Boys」特集です!

Kenichi.O

男闘呼組の初舞台とか、よく言われるけど、僕自身は意識してない。4人の役者の共演が、たまたま男闘呼組だったってだけさ。脚本を初めて読んだ時は、なんだかさっぱり分からなかった。でも、みんなで本読みした時になるほどなと。役のキャラクターは俺たちに似てるね。練習を重ねて、役に入り込んでいくうちに、ますますフィルがオレになっていく。『蜘蛛女のキス』のヴァレンティンもそうだけど何度も本を読み、練習を続けていくと自分と役が重なってくる。なんだかコイツ、オレみたいだと思えてくるんだ。

難しかったのは、この物語があまりドラマティックじゃないから、つかみどころがなかったとこかな。たった1日の話だし、フィルは、スラブから飛び出して、もっと高く翔びたいと思ってるくせに、上司に「なんでオレをクビにした!」ってくってかかるでしょ。矛盾した奴なんだよ(笑)本心が見えない。フィルの心を探りながら演じていたって感じかな。

Shoji.N

今まで舞台って縁がなかったから興味も湧かなかったけど、やってみると新鮮であると同時に、すごい集中力とエネルギーを必要とする仕事なんだって分かったよ。ついオフでもアランの気持ちをキープしちゃって、家でアランしてることもあるくらい(笑)。やってみないと分からないことってたくさんあるけど、舞台の芝居は奥が深くてまたやりたいって思ったよ。

最初はセリフの意味を理解するのが大変だった。台本だけじゃ、スコットランドの話だし、ギャグの掛け合いとか、言葉のニュアンスの問題ってあるからさ。まあ、これは体で覚えるしかないと、みんなでいろいろ話し合って演じたよ。ただ舞台に慣れちゃうのはイヤだと思ったね。いつも初めての気持ちで取り組んだつもりさ。

舞台の最中は規則正しい生活。なんか毎朝、同じ時間に起きて、同じ場所に出掛けて。学生時代に戻ったみたいだよ。寄り道?ナシナシ。まさにアラン。優等生の毎日だったんだ。

Koyo.M

今回は素直な役だったから、自然に演じたつもり。やりやすかったよ。ボブさんとの仕事は初めて。彼は、頭の中にイメージが出来上がってて、計算して演出するから全く無駄がない。この人の言う通りやってれば間違いはナイと思ったよ。アドリブ?とんでもない!ただ、やはり舞台は生だから、アクシデントはある。そーゆー時の対処は得意なんだ。アクシデントに弱いのは昭次。アイツ茫然としちゃうんだよね(笑)。

実は、3年前からデブの役をやってみたくて… 実際この役のために太りました(笑)。この芝居のキャラクターはボクたち4人に似てるって言われるけど、ボクはいじめられっこじゃありません。でも、気持ちは分かる。これは誰でも持ってる感情だと思うよ。

次は大阪で、再びマキノノゾミさんと組んで舞台やります。マキノさんに「泣きのセリフを用意しといてよ」って言ってあんの。期待しててくれよ。

Kazuya.T

オレって、本能で芝居するタイプでさ、演劇を掘り下げて考えたことなかったんだけど、ボブさんと組んで、いろいろ考えたよ。今までは、オレの感性やフィーリングで使ってもらってたから、オレは自分の好きに演じてこれたけど、今回、理知的に表現することの面白さを学んだんだ。まだ綱渡りだけど、うまく渡れれば感動的な場面に出会える。音楽とは別な次元で芝居をつかんだ気がするんだ。

この芝居って、続きがあるんだ。このあとスパンキーたちはどうなると思う?彼はロックスターとして大出世するんだよ。ルシールと結婚して... でも結局、振られるんだけどね。オレ、何年かしたら、『スラブ〜』の続編やりたいんだ。これだけの作品だから、続編も傑作になると思うんだけど…

昔は毎日、熱く生きて、いつ死んでもいいと思ったけど、今は早く30才〜40才になりたい。変わったね。すべて『スラブ〜』のおかげ。人生の目標が出来て、すごく嬉しい気分だよ。

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