ー ベテランの共演者に囲まれて、学ぶことも多いんじゃない?
「特に意識してないけど。初めての時代劇だから、分からないことは、その都度聞いてやってきたよ。みなさん自分の芝居というものが、もう確立された人ばかりだから、安心してできるっていうか... まあでも、僕はいつもと変わらないよ。大原さん?彼女はかわいらしい女性。お染さんと似ている部分も多いんじゃないかな」
ー『品川心中』の練習に入る前、今度の役はどうやって演じようと考えてた?
「何も考えてなかった(笑)。真っ白な状態で、やってくうちに新太郎が出来上がっていった感じ。この話しをもらった時、まだ脚本が完成してなくて、どんな役だかはっきり分かってなかったんだ。でも新太郎は純粋な男だから、あまり考えてやるのも違うし... ストレートにおさえることなく、思いを伝える芝居をしたよ」

ー 物語の中で、新太郎はお染さんのこと好きなのに二度も離れていってしまうのね。
「自分の中の思いを大切にしてるんじゃないかな。彼にも彼女にもすべきことがあり、その中でお互いを思いながら生きている。最初は身分の違いからの別れ。江戸が明治に変わった時、武士だった新太郎は無力になった。その時彼に生きる勇気を与えたのは、お染さんとの思い出だったし、あの二人は何らかの形で常に心が通じてる。別に、好きだからいつも一緒にいなくてはいけないわけじゃない。そんなプラトニックな愛情を描いているんだ」
ー それにしても、いつもと劇場の雰囲気が違うね。
「お茶の間感覚(笑)。分かりやすい話だから、出演者に親近感がわいて、つい声をかけちゃうんだね」

ー 舞台の間のプライベートは?
「やはり、遊ぶ気はしなくなるね。酒・たばこも体がうけつけない。舞台中はコンディションは常に万全にしておかないと、どんな役でも出来ないと思う。激しくテンションが高い役なら、普段は静かに過ごすし。自分にそう強制してるわけじゃなくて、自然とそうなるんだ」
ー この舞台のあとはレコーディング?
「今曲作りしてるところ。3月、4月にレコーディングかな。このあとは東芝日曜劇場のドラマの撮影があるんだ。20年〜30年続いた東芝日曜劇場が終わるんだけど、その最終話の一つ前が僕の出るドラマ。キレイな女性を見ると、ついていってだます、マダムキラーみたいな(笑)男の役。小さい頃、東芝日曜劇場を見てたから、"え、終わっちゃうの"って感じ。20年以上も続いたのにね」
そして5、6月に、健一は再び舞台を踏む。それも男闘呼組4人揃ってだ。新年早々のこの舞台といい、今年はいろんな形で男闘呼組の姿が見られる。実に楽しみな1年になりそうだ。

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